ソロプチミストとは?女性の国際ボランティア団体の活動内容・目的・信頼性を解説

ソロプチミストとは?女性の国際ボランティア団体の活動内容・目的・信頼性を解説

ソロプチミストとは、実業や専門職に就く女性たちによって構成される、世界的な女性ボランティア組織です。

「女性と女児の生活を向上させる」という明確な使命を持ち、地域社会から国際的な舞台まで幅広く活動しています。

しかし、「女性と女児の生活を向上させる」その聞き慣れない名称や、会員制というクローズドな印象から、
「どのような団体なのか?」
「怪しい組織ではないのか?」
といった疑問を持つ方も少なくありません。

国際ソロプチミスト横浜西に入会し2026年で4年目を迎える私自身の経験を交えながら、ソロプチミストの定義、歴史、具体的な活動内容、そして社会的な信頼性について、客観的な事実に基づいて詳しく解説します。

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目次

ソロプチミストとは?

ソロプチミストの組織図

「国際ソロプチミスト」は、アメリカ・カリフォルニア州オークランド1921年に設立された、女性による世界的な奉仕団体のことです。現在、世界136の国と地域に約3,000のクラブが存在し、約65,000人以上の会員が活動しています。

ソロプチミストの最大の特徴は、会員が「ビジネスや専門職に従事する女性」あるいは「それらと同等の地位や責務を担う女性」で構成されている点です。

単なる親睦団体ではなく、女性と女児が直面する貧困、暴力、教育格差などの課題解決に取り組む「国際NGO(非政府組織)」としての側面を強く持っています。

組織のビジョンとして、「女性と女児が自分の潜在能力を発揮し、憧れを実現できる世界」を掲げており、そのための手段として教育や職業訓練の機会を提供することに注力しています。日本では1960年に最初のクラブが東京で結成されて以来、全国各地に活動の輪が広がっています。

世界最大の女性による奉仕団体の歴史

ソロプチミストの歴史は古く、今から約100年前の1921年にさかのぼります。アメリカのカリフォルニア州オークランドにて、80名の職業を持つ女性たちによって最初のクラブが結成されました。

当時、社会奉仕に関心を持つ女性たちは多く存在しましたが、既存の男性奉仕団体への入会は認められていませんでした。そこで、「女性による女性のための奉仕組織」として立ち上げられたのがソロプチミストの始まりです。以来、100年以上にわたり、人種差別や貧困、暴力といった困難な状況にある女性たちを支援し続けてきました。

日本においては、第二次世界大戦後の1960年に最初のクラブが認証されました。その後、急速に組織が拡大し、1986年には日本国内の組織が5つの「リジョン(地域)」に分割されるほど発展しました。現在では日本全国に約500クラブ、約8,000名の会員を擁する大きな組織となり、地域に根ざした奉仕活動を展開しています。

「ソロプチミスト」という名前の由来と意味

「ソロプチミスト」という耳慣れない名称は、ラテン語を組み合わせた造語です。ラテン語で「姉妹」を意味する「Soror(ソロ)」と、「最善」を意味する「Optima(オプティマ)」から作られました。

ソロプチミストには「女性にとって最良のもの(Best for Women)」という意味が込められています。つまり、女性が最良の状態になれるよう最善を尽くす、あるいは女性同士が助け合い、高め合うという意味を持っています。

名称自体が少し難しいため、初めて聞く方には「宗教的な用語ではないか?」といった誤解を与えることもあります。
しかし、実際には「女性の個人や集団が自らの能力や可能性を発揮し、自律的に意思決定して行動できるよう「力や権限を与える」こと」を象徴するポジティブな意味合いを持つ言葉です。

組織のロゴマークやスローガンにも、女性と女児の夢を応援し、生活を向上させるという意志が反映されています。

ソロプチミストがどのような活動をしているのか?

ソロプチミストの活動の核となっているのは、「教育」を通じた女性と女児の生活向上です。一時的な金銭支援にとどまらず、女性が経済的な自立を果たし、自分の人生を切り拓く力をつけるための「エンパワーメント(能力開花)」を重視しています。

具体的には、経済的・社会的な理由で教育を受けられない女性への奨学金提供や、キャリア形成のサポートなどが主な活動です。また、各地域のクラブレベルでは、地元のニーズに合わせた奉仕活動や寄付も活発に行われています。「奉仕の尊さ」を行動指針とし、地域社会と国際社会の両方に貢献することを目指しています。

女性と女児のエンパワーメント(教育・支援)

ソロプチミストが最も力を入れているのが、「夢プログラム」と呼ばれる教育・訓練支援です。その代表的なものが「夢を生きる:女性のための教育・訓練賞」です。これは、家族に対して主な経済的責任を負っている女性(シングルマザーなど)を対象に、資格取得や専門教育に必要な費用を給付型で支援するプログラムです。

また、女子中高生を対象とした「夢を拓く:女子中高生のためのキャリア・サポート」も重要な活動です。貧困や家庭環境などにより将来に不安を抱える10代の少女たちに対し、キャリア教育やメンタリングを提供し、夢を実現するための自信と知識を与えています。

これらの活動は、単にお金を渡すだけではなく、女性が「教育」という武器を手に入れることで、貧困の連鎖を断ち切り、自分自身と家族の未来を変えることを目的としています。

【体験談】「夢を拓く」プログラム:私の失敗談が、ある生徒の勇気に変わった瞬間

私が「夢を拓く」プログラムでは、私自身の経験をもとに「失敗から前進すること」をテーマに、5分間お話しする機会をいただきました。

プログラム終了後、一人の生徒さんがわざわざ私のところに来てくださり、「話を聞いて心の中のモヤモヤが晴れ、受験に向けて頑張ろうと思えました」と伝えてくれたのです。

その瞬間、特別な実績や肩書きがなくても、自分の経験そのものが誰かの力になることがあるのだと、心から実感しました。

ソロプチミストの活動は、支援する側・される側という一方通行ではなく、お互いに学び合い、成長し合える場なのだと思います。

SDGs(持続可能な開発目標)との関連性

近年注目されているSDGs(持続可能な開発目標)ですが、ソロプチミストの活動は、その理念と深く合致しています。特に、SDGsの目標4「質の高い教育をみんなに」や、目標5「ジェンダー平等を実現しよう」は、ソロプチミストが100年前から取り組んできた課題そのものです。

ソロプチミストは、「女性と女児の経済的エンパワーメントを推進する鍵が教育にある」という信念を持っています。女性が教育を受け、経済力をつけることは、その家族や地域社会全体の生活水準向上につながります。

また、SDGsの目標1「貧困をなくそう」に対しても、女性の自立支援を通じて直接的に貢献しています。ソロプチミストの活動に参加することは、すなわちSDGsの達成に向けた世界的な動きに参画することと同義と言えるでしょう。

日本国内での具体的な活動事例

日本国内のクラブでも、地域に密着した多様な活動が行われています。例えば、DV(ドメスティック・バイオレンス)被害者のためのシェルターへの支援や、子ども食堂への資金援助、小児ホスピスへの寄付などが挙げられます。

また、次世代のボランティア育成にも熱心で、中高生のボランティアグループ「Sクラブ」や、大学生グループ「シグマ・ソサエティ」のスポンサーとなり、若者の社会貢献活動をサポートしています。

さらに、各地域(リジョン)ごとに独自のプロジェクトも展開されています。例えば、日本南リジョンでは経済的理由で進学が困難な女子高生への給付型支援金プロジェクトを行っており、日本東リジョンでは高校生が意見を交換する「ユース・フォーラム」を開催するなど、日本の社会課題に即した支援活動が活発に行われています。

ソロプチミストの組織構造と信頼性

「ソロプチミスト」という名前を初めて聞いた際、ソロプチミストの信頼性を疑う方もいるかもしれませんが、「ソロプチミスト」は国際的に極めて高い社会的信用を有しています。その証拠の一つが、国際連合(国連)との関わりです。

ソロプチミストは、国連の経済社会理事会(ECOSOC)において「総合協議資格(カテゴリ1)」を持つ、数少ない女性NGO(非政府組織)の一つです。これは、国連の活動に対して意見を述べたり、提言を行ったりする権利を持つことを意味しており、世界中の女性と女児の声を国連に届ける「グローバル・ボイス」としての役割を担っています。

国際的なネットワークと本部の所在地

国際ソロプチミストの本部は、イギリスのケンブリッジに置かれています。組織全体は世界をいくつかのエリアに分けた「連盟」で構成されており、日本は「国際ソロプチミストアメリカ(SIA)」という連盟に所属しています。

国際ソロプチミストアメリカ(SIA)には、北米、中南米、環太平洋の国々(日本を含む)が含まれており、本部はアメリカのフィラデルフィアにあります。日本国内はさらに5つの「リジョン(北、東、中央、西、南)」に分かれ、リジョンの下に各地域のクラブが存在するという、しっかりとしたピラミッド型の組織構造を持っています。

このように、所在が明確な国際本部と連盟組織によって運営されており、世界120以上の国と地域にネットワークを持つグローバルな組織であることが、その信頼性を裏付けています。

宗教や政治活動との関係性について

ソロプチミストは、「怪しい団体ではないか?」という懸念の背景には、宗教や政治との関わりを心配する心理があるかもしれません。しかし、ソロプチミストは特定の宗教や政治政党に属する団体ではありません。

ソロプチミストの綱領や行動規範には、多様性とフェローシップ(親睦)が掲げられており、人種、宗教、政治的信条に関わらず、女性の地位向上のために協力することが重視されています。会員資格においても、職業やビジネスに従事していることが条件であり、信条を問うものではありません。

また、組織内での行動規範として、高い倫理基準と誠実さが求められています。あくまで「奉仕(Service)」を目的としたボランティア団体であり、宗教活動や政治的なロビー活動を主目的とする団体ではないため、中立性は厳格に保たれています。

 入会を検討している方へ:費用や参加方法

ソロプチミストの活動に共感し、入会を検討する場合、一般的なサークル活動とは異なり、所定の手続きが必要になります。多くのクラブでは「招待制(スポンサーシップ)」や推薦制をとっていますが、近年ではウェブサイトからの問い合わせも受け付けています。

会員は基本的に、専門職や管理職、あるいは社会的に責任ある立場にある女性が中心ですが、退職後に活動される方も多くいます。入会には、入会金や年会費が必要となります。これらの費用は、クラブの運営費や国際本部への分担金、そして奉仕活動の資金として透明性を持って管理されています。

会員になるための条件とメリット

会員になるための条件としては、一般的に「専門職またはビジネスに従事している人」、あるいは「これに相当する地位や責務を有する人」とされています。これは、自身の職業的スキルや経験を社会奉仕に活かすことが期待されているためです。

会員になるメリットは多岐にわたります。まず、同じ志を持つ地域の女性リーダーたちとのネットワークが築けること、そして世界中の会員と交流できることです。また、クラブ内での役割を通じてリーダーシップやプレゼンテーション能力を磨く機会もあり、自己成長につながります。何より、個人の力だけでは難しい「社会変革」に、組織の一員として貢献できるという大きなやりがいが得られます。

寄付やサポートのみで関わる方法

「仕事が忙しくて例会に参加できない」「会員になるのはハードルが高い」という方でも、ソロプチミストの活動に関わる方法はあります。その一つが寄付です。各クラブが主催するチャリティーコンサートやバザーに参加したり、公式サイトを通じて「夢プログラム」への寄付を行ったりすることで、間接的に女性支援に参加できます。

また、オンライン・ボランティア・コミュニティ「LiveYourDream.org」への参加や、ソロプチミストの公式グッズを購入することで支援を表明する方法もあります。

入会せずとも、地域のクラブが行うイベントに参加したり、活動を周囲に広めたりするだけでも、女性と女児の生活向上を支える大きな力となります。

肩書きを超えたフラットな絆:多様な女性たちと出会い、共に学ぶ価値

私も、入会当初は、ソロプチミストの会員の皆さんが私よりも年上の方ばかりで、正直少し緊張もありました。クラブによっては、70代・80代、クラブによっては90代の方もいらっしゃいます。

けれど同時に、年齢を重ねてもなおキラキラと輝き、自分の人生を楽しみながら社会と関わっている素敵な女性がたくさんいるということに、強い憧れを抱いたのを覚えています。

自分より年上の方の言葉や姿勢には、人生経験の「厚み」や「重み」があり、そこから学べることは本当に多くあります。日々のクラブ活動の中でも、新しい気づきや発見があり、私自身、今とても良い経験をさせていただいていると感じています。

現在は、主婦の方でも入会することができます。

社会とつながりを持ちたい、何か人の役に立つことをしてみたい、「自分の世界を少し広げてみたい」そんな想いを持っている方にとって、ソロプチミストはとても温かく、学びの多い場所だと思います。

さまざまな業種・背景を持つ方と出会えること、全国に仲間ができること。

それは、想像以上に人生を豊かにしてくれるものです。

まとめ:ソロプチミストは社会に貢献する信頼ある団体

ソロプチミストについて解説してきましたが、その正体は「怪しい団体」ではなく、100年以上の歴史を持つ由緒ある「女性による国際ボランティア組織」です。

国連の協議資格を持ち、教育を通じて女性の自立を支援するその活動は、SDGsの理念とも合致し、現代社会においてますます重要性を増しています。宗教や政治的偏りはなく、職業を持つ女性たちが互いに高め合いながら社会貢献を行う場として機能しています。

もし、看板やニュースでその名を見かけたら、それは「地域の女性たちが、世界中の女性のために活動している拠点」だと認識してください。活動に興味を持たれた方は、まずはお近くのクラブが主催するチャリティーイベントなどに足を運んでみてはいかがでしょうか。

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